アクセスUPさせる記事タイトル作成方法:視点を変えて欲求を探る/マズローの欲求5段階説

視点を変えて欲求を探る

こんにちは、
ネットコンサルのクエストキングです。

前回は、ターゲットの持つ欲求や欲求の深さから
求められるコンテンツやタイトル名を考えました。

 前回の記事↓↓↓

『アクセスUPさせる記事タイトル作成方法-03』

今回も同じような『欲求』についてなのですが、
前回とは、ちょっと見る視点が異なっています。

その為、そこから得られる情報も変わってきます。

マズローの欲求5段階説

アメリカの心理学者マズローが、
人の欲求を5段階の階層で理論化したのが、
『マズローの欲求5段階説』になります。


マズローの欲求5段階説

これは、自己実現の段階によって、
欲求の種類が変わってくることを意味しています。

一般に『ターゲット』として考える場合、
『所属するグループ』で区別することがほとんどです。

しかし、この考え方を知っていると、
各段階においての『価値観』も見えてきます。

【ニーズと価値観を知る】

これを知らないと、相手のハートを掴めませんよ。

例えば、『承認欲求』の段階にある人は、
食事は「安さ」よりも「美味しさ」を求めます。

すべてでは無いですが、そういう価値観を持っていて
「安さ」よりも「美味しさ」を求める傾向が強くなります。

なので、同じグループのターゲットだとしても、
欲求5段階説では別のグループになったりするのです。

こうしたことは現場の営業マンは肌で感じ、
経験を通して学んでいる『当たり前』の事ですが、
PCに向かっている人は見落としてしまうのです。

『リアル』も『ネット』も同じように
『人間』を相手にしていることを忘れないでください。

「そんなん当たり前やん」

そのように感じていても、アウトプットされるものは
自己満足、自己中心的なモノだったりするんですよ。

それでは、それぞれの段階の説明と、
具体的な例を見ていきましょうか。

1.生理的欲求

生きる上での基本的な欲求になります。
食欲・性欲や睡眠・排泄などが当てはまります。

サバイバル的な状況下でもない限り、
ここを最優先に考える人は少ないはずです。

しかし、ちょっと捉え方を変えると
『充足させられること』が優先されるので、
「品質」や「安全性」よりも「価格の安さ」が
商品の選択基準になってくるわけなのです。

例えば、あまり拘りの無いモノについても、
同じようなことが言えますよね??

「自転車なんて動けば十分!」
「どれも似たようなモンじゃん」

そう思っている人は、価格が決め手になるよね?

また、「今すぐトイレに行きたい!」というような
急を要するような緊急の場合もあります。

何でも良いので『間に合わせ』的な購買ですね。

【今すぐに充足させたいに応える】

携帯アフィリエイトで大きく稼いだ方は、
ズバリ、ここを狙っていたんです。

価格や仕様などの比較をせずに、
『今すぐ欲しい』場合になります。

この解釈を字面通りに捉えると、
かなりモッタイナイので要注意です。

この『欲求5段階説』は、生活のレベルではなく
個々人の価値観であり、対象物に対する価値観で、
『すべてにおいて』では無いという事です。

高収入の人でも「腹が膨れれば良い」
という人はタクサンいますからね。

2.安全の欲求

安全性や経済的な安定、病気などの不安が無い、
というような状態を求めている段階になります。

動物でいうと、敵に襲われない巣や、
エサが豊富にあるテリトリーだね。

これを商品で考えると、『品質』や『安全性』など
『付加価値』のある商品ということになります。

仕事が忙しくて「食えれば何でもいい」状態が、
休日になれば「特別な食事」を求めたりするように
その時々の優先順位によって求める価値は変化します。

なのでここでの訴求ポイントは、これ。

【付加価値にスポットを当てる】

れと、スグに解決したいような健康の悩みや、
肌荒れが酷いといった美容系の悩みなども
この『安全欲求』に含まれると考ます。

3.社会的欲求

この『社会的欲求』とは、「グループに属したい」
という欲求になり、より安全で、より快適な生活、
といった基本的な欲求段階になります。

例えば、会社や宗教、学校・部活、趣味や服装、
住んでいる地域、国籍、持ち物・・・etc

一匹狼でいるよりも安全性が高まり、
より早く情報を得る事が出来たりします。

このグループ分けは、一般的なターゲティングと同じ。

・・・なのですが、この場合は意識的に
「好んで」または、「欲して」選択しているのです。

特化型サイトを作る場合は、基本的に
このグループ分けで作っていくのが普通です。

【グループにスポットを当てる】

営業では非常に良く使われるポイントになり、
所属するグループのいろいろな話題を振る事で
『仲間意識』を感じて『心の距離』を縮められます。

それをネット上でやると特化型サイトになるわけです。

4.承認の欲求

他者から認められたい尊敬されたいという欲求で、
万人が持つ『承認欲求』とは若干意味が違うようです。

マズローが唱える『承認の欲求』とは、
『名誉欲』と考えた方が収まりが良いですねぇ

その為、一般的な『承認欲求』のような、
特定の個人から『愛されたい』とか『認められたい』
等のような現代人が抱える多くの悩みとは別になります。

しかし当記事で伝えたい事は、
マズローの正しい理解では無く
人が持つ欲求の段階という考え方から
それをマーケティングに生かす方法です。

なので額面通り『承認欲求』として考えます。

前述した通り『承認欲求』が満たされない悩みは
現代人共通の非常に多くの人が抱える悩みです。

対して『名誉欲』に基づいて行動を起こす人は
極めて限られた一部の人なので無視できます。

しかし、『見栄』とか『自慢』レベルの、
ステータスの付加価値は強い購入動機となります。

また、Facebookやtwitter、Instagramがヒットした
最大の理由は『承認欲求』を簡単に満たせるからです。

YouTubeにしても『承認欲求』を数字とコメントで
ハッキリとした形で満たしてくれるんですよね。

【相手の承認欲求に応える・満たす】

例えば、当記事をここまでお読みのあなたは、
他者とは違うビジネス感を持つセンスのある人ですよね?

そうで無ければ、ここまで読み進めないでしょう。

商品の販売ページなどでも、上述したような
『読み手の心をくすぐる』様な事が書かれるのは
続く文章を読んで貰う為と商品に好感を持って貰う為。

読み手のことを褒めてマイナスになる事は
まず考えられないので取り入れていきましょうね。

5.自己実現の欲求

カンタンに説明すると、『理想の自分』への欲求で、
『夢を叶えたい』なども高次な欲求段階になります。

活動の場を広げたり、地域の環境を改善したり、
より広く多くの人に影響を与えたい欲求です。

この欲求段階の違いをキャッチコピーで例えると

『ワンランク上の○○○』が『承認欲求』
『理想の○○を実現する○○○』が『自己実現欲求』

・・・ちょっと例えが解りにくいかな(^_^;

対象者の欲求で見ていくと、「あがり症を克服したい」
「スピーチがうまくなりたい」といったような、
『自己啓発』系の向上欲がありますよね?

理想とする体型を目指すダイエットや、
ボディービル、各種スポーツもあります。

競技で優勝を目指すのは『承認欲求』の方で、
こちらは、『自分が自分を認められる』事です。

なので「ストイック」なイメージがつきまといます。

もっと解りやすく説明すると、
「今の生活に無くても困らない」ということです。

『承認欲求』は満たされないと生きていけませんが、
『自己実現の欲求』は贅沢な悩みとも言えます。

その為、生活に余裕がある人が多い傾向があります。

しかし「生活」や「合理性」を理由に無視している人は
それよりも遙かに多く存在するんですよ!

【夢をイメージ・想起させる】

それが出来れば、価格は二の次になるので
利益率が非常に高くなり稼ぎやすいのです。

その為には、いろいろな人の『夢』や『理想』を
集めていくと心を鷲づかみにするタイトル名を作れます。

例えば、バブル時代に自己啓発トレーナーをしていた時、
私の元に「何にお金を使えば良いかわからない」と、
通帳持参での相談が何件もあったのです。

「お金は貯まったけど、趣味も夢もない・・・」
「いっしょに、このお金を使って欲しい」

自己啓発セミナーを受ければ「きっと変われる」という
期待から高い受講料を払って参加した人達ですからね。

でも、彼らが欲していたのは『カリスマ』だったのです。

今でも同じように「夢が見つからない」、「趣味がない」
という相談が若い人から同年代まであるのです。

こうした方をターゲットに伝えられる
あなたの『楽しみ』ってタクサンあると思いますよ。

今回はここまで。

次回は、「サイレント・マジョリティーを狙う」です。

ここまで、ターゲットの持つ欲求について
いろいろな角度から見て理解が進んだはずです。

そこで潜在的なターゲットを狙う事に
スポットを当てて説明してきます。

それではまた♪